こんにちは!
(株)オーエム・エックスの管理栄養士“すずみん”こと、宗 鈴美です!
今月から野菜を特集して、その魅力をお伝えしています。
しかし、今回はちょっと息抜き!
今日は食べる上では欠かせない「歯」の身近な病気についてお話します。
==========================
◇◆◇ 第12話 『歯周病の予防には日本食!?』 ◇◆◇
==========================
◎ 歯は大切です!って分かっていますよね!?
私たちは食べなければ生きていけません。
そして食べるためには、「歯」が大切!
その歯の大切さを考える“8020運動”を知っていますか?
「80歳になっても、20本、自分の歯を保ちましょう!」という厚労省の取り組みです。
そして毎年行われている、生涯を通じたお口の健康づくりのための
“歯の衛生週間”という運動が、今月初めに全国で行われました。
今日はみなさんの歯の健康を考えてみましょう!
==========================
◇◆ 若い年代に増えている「歯周病」とは・・・
歯周病。
これは、歯や歯ぐきから周囲の組織に細菌が入り込み、
炎症を起こしてしまって、歯を支えるあごの骨を溶かしてしまう病気です。
自分では気がつかないことが多いため、知らないうちに進行しているということが
多い病気でもあります。
歯茎がはれていたり、歯磨きの際に出血したりしませんか?
ひどくなると膿がでたり、口臭が出たり、歯がグラグラし始めたり・・・
そして、最終的には歯が抜けてしまうことに・・・
40歳代から多くなるこの病気は、最近では若い人にも見られるようになっています。
◇◆ 歯周病の原因は?
歯周病の原因は、歯の周りに残った食べカスを住みかにする細菌!
歯石や歯垢は、食べカスがいつもついている状態にできるもの。
それが、さらに細菌を繁殖させ、炎症をひどくしていくのです。
また、食べカスがたまりやすくなるかどうかは、「唾液の量」にも関係があります。
それは、“少ない唾液”の状態。
では一体、どういうことが引き金になってしまうのでしょう?
↓
↓
実は、【柔らかい食べもの】です!
↓
あまり噛む必要のないものばかり食べていると、唾液の分泌量が少なくなります。
そして、唾液の自浄作用(自然に汚れが取り除かれる作用)が
働かなくなってしまうのです。
その他には、糖尿病や高血圧などから引き起こされたり、
妊娠などのホルモンの変化でもなります。
◇◆ 歯周病にならないためには?
歯周病予防は、毎日の歯磨き!
食べカスを残さず、ていねいに磨くことを心がけることです。
そして、唾液をしっかり出すこと!
↓
噛みごたえのある、【固い食べもの】をよく噛んで食べることです。
↓
ごぼう、タケノコ、小松菜などの繊維質の多い野菜や玄米など。
そして、菓子パンやケーキ、ハンバーガー、ジュースなど、
柔らかくて歯につきやすい食べものを控えることも大切です!
また、歯茎などの粘膜を強くするビタミンを取ることも重要!
それは・・・
↓
↓
【ビタミンA】
緑黄色野菜、うなぎ、のりなど
【ビタミンC】
緑黄色野菜、果物など
【ビタミンE】
ナッツ類やかぼちゃや植物油など
歯周病にならないための食事は、
こうやって考えると、野菜たっぷりの昔ながらの日本食がベストのようです!
あなたの健康への道のり、応援しています!
フレー!フレー!!!
======================■□■
【編集後記】
実は先日、歯医者に行ってきました。
毎年歯医者へ行き、チェックしてもらっていて、
これまで特に大きな問題がなかったのですが、
今回は、「歯周病が進んできている!」と・・・!!!
私もこれを機に、歯の健康管理を見直そうと思います!
みなさまも是非、チェックしてください!
次回は、海外の野菜事情をお伝えします!
お楽しみに!