こんにちは!
オーエム・エックスの管理栄養士のすずみんです!
暑い日が続いていますね!
これから、お盆休みという方も多いのではないでしょうか?
帰省される方、海や山へ行かれる方、
国内や海外へ旅行される方・・・
いろいろと計画を立てていらっしゃることと思います!
暑さ対策をしっかりとって、
熱中症にはかからないように、安全に楽しく過ごしてくださいね!
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第46話 『血糖値は上がり方で違うの?』
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定期的に血糖値のチェックはしていますか?
なぜ血糖値のチェックが大切なのでしょうか?
健康診断では、必ずと言っていいほど
血糖値のチェックをしていると思います。
なぜ必要なのかというのも、ご存知ですよね?
↓
体の糖分の代謝に異常がないかどうかをチェックするためです。
しかし本当は、一時の血糖値チェックでは分からないことも
たくさんありますし、見逃してしまっている症状もあるんです!
なぜなら血糖値は、その上がり方によって
身体面や精神面に大きく影響されるからです。
今日は、血糖値についてお勉強しましょう!
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血糖値って何?
血糖値とは → 血液中の糖質の量のことです。
糖質は、脳や神経なども含めて、
体のさまざまな細胞のエネルギー源となる栄養素。
隅々にまで細胞にエネルギー源を送るために
血液の中に溶け込んでいます。
ご飯やパン、いも類などに多く含まれる糖質は、
生きていく上で大切なものなのです。
こういったご飯などから摂取したデンプンは、
口の中をはじめ、小腸でブドウ糖(グルコース)に分解されます。
そして、小腸から吸収されて肝臓へ送られ、
肝臓や筋肉に蓄えられています。
肝臓での貯蔵量を超えてしまった余分なブドウ糖は、
内臓脂肪や皮下脂肪として蓄えられてしまいます。
↓
↓
そうです!
糖質の摂り過ぎは、肥満を招き、
特に内臓脂肪が増えることによって
メタボリックシンドロームなどの病気を招く事になります。
また、血液中の糖質の量が増えていくと、
血液がベタベタ状態!
ベタベタの血液が体中を巡っていたら、
血管や神経にも悪影響です!
症状が重くなればなるほど、
また別の症状へと結びついてしまいます。
血糖値の基準って!?
では、どのくらいの血糖値がいいのでしょうか。
もし健康診断の結果があったら、確認してみてください。
血糖値の基準値は、お腹が空いている時間帯で80~110mg/dL。
いわゆる空腹時です。
126mg/dL以上になると、糖尿病と診断される
一つの基準となってしまいます。
また別に、血糖値の状態を示す指標があります。
↓
それが、「HbA1c」(ヘモグロビン・エー・ワン・シー)と
呼ばれるものです。
血糖値は、その時その時の食べたものや空腹具合によって
大きく変わる値ですが、
このHbA1cは、1~2カ月の平均的な
血糖値の状態を示します。
この値と血糖値を総合しながら、
お体の血糖の状態を見ていくひとつの指標としているのです。
なぜ血糖値を気にしなければいけないの?
血糖値は、体や脳のエネルギー源となる糖質が
血液中にどのくらい溶けているかを見ているもの。
この糖質の濃度が、上にもお伝えした通り、
身体面や精神面においても大きな影響を与えてしまいます。
例えば、血糖の代謝異常によって起こり得る症状は・・・
↓
■糖尿病
■高血圧
■メタボリックシンドローム
■脂質異常症(高脂血症)
■網膜症
■腎臓病
■うつ病
■イライラ、キレやすい などなど
こういった症状は、もちろん、慢性的に
血糖値の高い状態が続いていることが招くものでもあります。
しかし、血糖値の急激な上昇と下降が
私たちの身体面や精神面に
大きく影響するということが指摘されています。
皆さまの血糖値の状態はいかがでしょうか?
どんな血糖値の状態がいけないの?
普通に食事をすれば、血糖値は上がります。
特に糖質を多く含む食材を多く食べれば
血糖値はグッと上がります。
そして上がった血糖値を下げようと、
膵臓からのインスリンが分泌され、働き始めます。
大量のインスリンが放出されて、血糖値が急激に下がると、
それによって、低血糖状態になります。
これがいけないのです!
食後高血糖 からの 低血糖状態・・・
この起伏の大きさが、さまざまな症状を招くのです。
次回は、もっと踏み込んでお話しますね!
お楽しみに~!
あなたの健康への道のり、応援しています!
フレー!フレー!!!
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【編集後記】
病院では、多くの糖尿病の患者さまと関わる機会がありました。
皆さま、本当にがんばって食事療法をされていて、
心の底から、応援していました!
ただ感じていたのは、「もっと前に、正しい食事を
ご存知だったら違っていたのではないのかな・・・」ということ。
病気を治す食事から、病気にならないための食事を
少しでもお伝えできることが、私の使命だと思っています。
さらには、生涯を「健康で生き抜く」ための食事を
皆さまと一緒にできるようにお伝えしていくことも
使命だと思っています。
これからも、是非よろしくお願いします!