第50回 『スポーツだけが運動ではない!?』 | すずみんの健康応援宣言!

こんにちは!
オーエム・エックスの管理栄養士のすずみんです!

10月10日の「体育の日」はいかがお過ごしでしたか?
スポーツの秋!
ということで、体を動かされましたでしょうか?

筋力、体力が衰えてきたな・・・
お腹がぽっこり出ているな・・・
肩こりや腰が痛いな・・・

など、体のメンテナンスがしっかり出来ていない方は、
この秋、チャンスです!
ご自身のお体のために、体を動かしましょ!

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 第50話 『スポーツだけが運動ではない!?』 
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 スポーツの秋!
 食欲の秋に負けずに、体を動かしましょう!

食欲の秋ということで、秋刀魚、きのこ、栗、梨・・・
たくさんの旬の食材があって、ご飯が美味しくなる季節です!
皆さんもしっかり召し上がっているでしょうか?

食べてしまったものは、しっかり消費をしないと
どんどん太ってしまって、体に負担がかかってしまいます。

定期的に運動されていればいいですが、
まったく運動をされていない方!

今日は、運動についてお話します。
ぜひ、運動の大切さを知って、
生活スタイルの見直しをしてみてくださいね!

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 なぜ運動は大切なの!?


「運動」というと、
“走らなきゃ”とか“スポーツしなきゃ”と思ったりしませんか?
  ↓
そのように思われると、
“そんなのできない”とか“時間が無いから”とか
いろいろ思って、なかなか始められないものです。
しかし、アスリートでなければ、体のための「運動」とは、
結局のところ ⇒ 【体を動かすこと】です。
ですから、毎日の生活そのものを指すのです。

なぜ、ここまで運動の大切さが取り上げられているのでしょうか?
  ↓
便利さやスピードなどを追求してきた時代の流れによって、
現在の私たちの日常の活動量は、大きく減ってしまいました。
相反するように、飽食の時代を迎え、過食と運動不足による
さまざまな健康問題が起こっています。
そして、運動によって多くの健康問題が予防・改善できることは
さまざまな分野の研究からも証明されているのです。

例えば・・・

■ 生活習慣病の予防と改善
  高血圧、心臓病、糖尿病、肥満など
■ がんの特効薬としての位置づけ
  再発や死亡のリスク、副作用の低減
■ 心の病の予防と治療
  うつ病、自律神経失調症、総合失調症など
■ 骨粗鬆症、関節症、リウマチ
■ 腰痛、肩こりに象徴される不定愁訴 などなど


そもそも運動とは、私たち人間の本能的欲求です。
心と体を爽快・快適にして、身体機能を正常に保つために
必要不可欠なのです。

日本は、世界トップクラスの長寿国となり、
同時に、少子化によってますます高齢化が進んでいます。
2015年には4人に1人が65歳以上の高齢者になると予測されているほど。

そして、人生120年という時代が来るとも言われたりしていますが、
寝たきりではなく、しっかり自分で自分のことができるように
年を重ねていけるのが理想ですよね!?

その為に必要なのは、基軸がしっかりと保たれた体なのです!
それは、骨と筋肉がしっかりしていること。

骨と筋肉が健康であるためには、もちろん栄養も大切。
しかし、動かすことによって刺激を与えることが必要なのです。

国も、“1に運動、2に食事、しっかり禁煙、最後にクスリ”
といったスローガンを掲げ、まずは運動を!と啓発しています。
  ↓
そうです、運動です!


 分かっているけど、なかなかできないのが運動!?


「運動が大切なのは分かる!」 → 「でも、できない!」
と、思っていらっしゃる方へ!

何も運動は、難しいことではありません。
なんたって、【体を動かすこと】なのですから!

厚労省が定めた、生活習慣病の発症予防のために
「運動基準」があります。
身体活動量や運動量、体力の基準を示しているものです。

この中では、【体の動かすこと】=「身体活動」とし、
“生活活動”と“運動”の2つに分けています。

■ “生活活動”とは
 → 骨格筋の収縮をともなって、
   安静時よりも多くのエネルギー消費があること
 → 日常生活での労働や家事、通勤・通学、趣味なども含まれます。

■ “運動”とは
 → 体力の維持・向上を目的として計画的・意図的に実施すること

ということは、なにもジョギングやスポーツのような運動だけが
身体活動ではなくて、例えば普段の生活で行っているような
床そうじや庭仕事、洗車や階段を使用する、子供と遊ぶ・・・
といったことも【体を動かすこと】なのです!

ちょっと身近に感じませんか?


 どのくらいの身体活動がいいの!?


【体を動かすこと】が、
“運動”だけでなく、“生活活動”も含めていいのなら、
なんだか出来そうな気がする!と思われましたでしょうか?

それでも、どのくらい動かせばいいの!?と
思われるかもしれません。

実は、その目安を厚労省が出しています。
  ↓
健康の維持・増進のためには、身体活動の基準が
「23メッツ・時/週」程度が必要です。
  ↓
  ↓
?????
  ↓
まずは「メッツ」とは何かをご説明しますね!

「メッツ」とは、「METs」と書き、
運動強度の指標としてよく用いられるものです。
これは、活動・運動を行った時に、安静な時の
何倍の代謝(エネルギー消費)をしているかを表しています。

例えば、“歩く:散歩”は2.5メッツの身体活動ですが、
これは安静時の2.5倍のエネルギー消費していることを意味します。

この運動量に活動時間をかけることによって、
その時間内の運動量(エネルギー消費量)が分かることになります。

先に伝えた、健康作りのための「23メッツ・時/週」は、
1週間に23メッツの身体活動をしましょう!ということです。

それって、どのくらいの活動量を指すの!?
  ↓
  ↓
と、長くなってきましたので、
次回に続きをお話しますね!
お楽しみに~!


あなたの健康への道のり、応援しています!
フレー!フレー!!!

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【編集後記】

私は、今年の5月に
健康・体力づくり事業財団の「健康運動指導士」の資格を取得しました。
皆さまに、健康になるための情報提供をさせていただく上で、
管理栄養士として食事や栄養のことだけでなく、
運動についてもお伝えしたかったからです!
まだまだ未熟ですが、これからも皆さまにとって
少しでも有益となる情報がお伝えできますよう精進して参ります!
これからもどうぞよろしくお願いします!