認知症対策のためにバランス食と腸内ケアを(前編) | オーエム・エックス博士の知恵袋


 今回のテーマ

『認知症対策のためにバランス食と腸内ケアを(前編)』


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・『認知症対策のためにバランス食と腸内ケアを(前編)』


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『認知症対策のためにバランス食と腸内ケアを(前編)』


 

高齢者の7人に1人は「認知症」と診断されています


 「認知症」とは、加齢にともなう病気の一つとして知られています。
色々な原因で脳の細胞が死んだり働きが悪くなったりすることで、記憶や判断力に障害が起こり、意識障害はないものの社会生活や対人関係に支障が出ている状態をいいます。こうした症状がおよそ6ヶ月以上続く場合を主に認知症と呼んでいます。

 厚生労働省の資料によると、平成22年時点では日本で認知症と診断されている65歳以上の高齢者は7人に1人程度とされています。認知に問題を抱える方には、認知症まではいかなくとも、正常と認知症の中間ともいえる状態の場合があります。

 こうした状態は日常生活への影響は大きくないため認知症とは診断されません。このような場合を「MCI(Mild Cognitive Impairment)」と呼んでいます。認知症の前段階と考えられているMCIの人も加えると、4人に1人の割合で認知にトラブルを抱える方がいらっしゃいます。世界的にも研究や調査が進んでおり、統計的なデータによるとおそらく60歳以上の方の16.5%くらいが当てはまるだろうと推察されています。

 

日常生活を困難にさせてしまう怖さ


加齢によって物忘れが起こることもありますが、認知症はこうした加齢による物忘れとは異なります。認知症の場合は、体験したこと全てを忘れてしまい、自分がもの忘れをしているという自覚もありません。そのため、他人のせいにしたりすることが多くなり、日常生活への支障も大きくなります。また、病状は次第に進行してしまうため、現在は効果的な治療法がまだ見つかっていない状況です。

認知症には大きく分けて2種類があります。
<アルツハイマー型認知症>
記憶障害が原因で起こる場合が多く、全ての認知症のうち60~70%の人が当てはまる

<脳血管性認知症>
血管性の障害により、神経細胞に栄養や酸素が行き渡らなくなり、神経細胞が死んだり神経のネットワークが壊れたりする

このように、高齢者にとって日常生活を困難にさせてしまう認知症ですが、栄養素の摂取や食事パターン、さらには腸内環境との関係性が研究されています。次週はまず、認知症に効果的だと考えられている食事や栄養素についての情報をお届けいたします。

来週に続きます

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