乳がん最新情報 どうやって防ぐ?何が良いと言われている?| すずみんの健康応援宣言!


 今回のテーマ

『乳がん最新情報-どうやって防ぐ?何が良いと言われている?』


こんにちは☆
オーエム・エックスの管理栄養士のすずみんです。
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 今週のメルマガトピックス

・『乳がん最新情報-どうやって防ぐ?何が良いと言われている?』


11月に入り、ここ岡山では冷え込んでくる日が多くなりました。冬の到来を感じ始めていますが、みなさま、お風邪など引かずにお元気でお過ごしでしょうか。

さて、前回から特集しています「乳がん」ですが、近年、日本人の間で急増しています。そして日本よりもアメリカでは、さらに乳がんの罹患(りかん)率が高い傾向があると言われています。

2年ほど前、アメリカの人気有名女優が、将来の乳がんを予防するために乳房を切除したというニュースが流れました。影響力の強い彼女の行動は多くの議論を呼びましたが、世界中で乳がんに対する注目が高まったのは事実です。

乳がんは、日本人女性が患うがんの中で最も多いものです。
明確な原因ははっきりしていませんが、さまざまなリスク要因は挙げられており、日々研究も進められています。

今回は、前回に引き続いて乳がんを特集します。
乳がんの予防方法と、最新の研究情報もお伝えします!

『乳がん最新情報-どうやって防ぐ?何が良いと言われている?』


 

乳がんの症状を自分でキャッチして予防しよう!


乳がんは、しこりとして見つかる前に、乳房の周りにあるリンパ節や、骨や肺、肝臓や脳などの遠くにある臓器に転移して見つかることがあります。
見つかるキッカケとしては、マンモグラフィや超音波検査などによる乳がん検診を受けて指摘される場合や、あるいは自分で症状に気づく場合が多いようです。

自分で気づく症状には、次のようなものがあります。
 ▼乳房のしこり
 ・注意深く乳房を触って、しこりに気づく

 ▼乳房にエクボなど皮膚が変化
 ・乳房の皮膚にエクボのようなヒキツレ、乳頭や乳輪部分に湿疹やただれなどができる
 ・乳頭の先から血の混ざった分泌液が出る

 ▼乳房の周辺にあるリンパ節の腫れ
 ・わきの下や胸骨の傍、鎖骨上のリンパ節などにしこりができる
 ・腕の浮腫みやしびれがある など

さまざまな症状があるため、まったく感じないということもありますが、注意深く乳房の変化を確認していきましょう。

 

乳がんにまつわる最新の研究情報アレコレ


前回のメルマガでもお伝えしましたが、乳がんの原因は明確ではありません。
ただ、女性ホルモンの一種である「エストロゲン」という卵胞ホルモンの分泌が関係していると言われています。

そのため、初経年齢が早い、閉経年齢が遅い、出産歴・授乳歴がない、初産年齢が遅い(30歳以上)といった条件は、リスクが高くなる可能性があるとされています。
その他にも、ホルモンの分泌を乱す要因として、閉経後の体重増加や一親等の乳がん家族歴、飲酒習慣や高たんぱく・高脂肪・高塩分の食生活も挙げられています。

それ以外にも、各国の最新の研究では次のようなことが言われています。

スペインの研究で、エクストラバージンのオリーブ油を加えた地中海型の食事は、低脂肪型の食事よりも乳がんのリスクが低くなるということが示唆されました。

アメリカでは、夜間の絶食時間が長いと血糖値のコントロールが改善でき、乳がんのリスクも減らせるかもしれないということが分かりました。いつ食事をするのかといった点からも、乳がんの発症リスクに影響を及ぼすことが示唆されたのです。

また、スウェーデンの研究では、鎮痛や抗ストレス作用をもつ血中タンパク質のエンケファリンが少ないと、乳がんのリスクが高まるということが報告されました。

それ以外にも、母乳哺育が乳がん再発リスクを低下させたり、ビタミンDの血中濃度が高いと乳がん患者の生存率が良くなったりするといった報告もあります。

このような乳がんにまつわる報告は、最終的に結論づけるには更なる研究が必要とも明記されていますが、多くの要因が複雑に絡みあっているものだと分かります。

これから先、研究が進んで乳がんの治療や予防に対する仕組みが向上していくかとは思いますが、現在のところでは、定期的に「乳がん検診」を受けてチェックしていくことが大切です。各市町村で行われる乳がん検診は、対象年齢や費用なども異なりますので、問い合わせてみましょう☆

あなたの健康への道のり、応援しています♪

フレー!フレー!!!

参考:
・Estefanía T, Jordi S, et al. Mediterranean diet and invasive breast cancer risk among women at high cardiovascular risk in the PREDIMED trial. JAMA Intern Med. Published online September 14, 2015. doi:10.1001/jamainternmed.2015.483
・Marinac C, Natarajan L, et al. Prolonged nightly fasting and breast cancer risk: Findings from NHANES (2009–2010). Cancer Epidemiol Biomarkers Prev May 2015 24:783-789; Published OnlineFirst April 20, 2015;
・Melander O, Orho-Melander M, Manjer J, et al. Stable peptide of the endogenous opioid enkephalin precursor and breast cancer risk. J Clin Oncol. 2015. [epub ahead of print]. doi: 10.1200/JCO.2014.59.7682.
・Kwan M, Bernard P, et al. Breastfeeding, PAM50 tumor subtype, and breast cancer prognosis and survival.JNCI J Natl Cancer Inst (2015) 107 (7): djv087
・Mohr S, Gorham E, et al. Meta-analysis of Vitamin D sufficiency for improving survival of patients with breast cancer. Anticancer Research March 2014 vol. 34 no. 3 1163-1166

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