女性だけでなく男性も!更年期に特にケアが必要な場所とは?|管理栄養士のからだケア研究室


 今回のテーマ

『女性だけでなく男性も!更年期に特にケアが必要な場所とは?』


こんにちは!
オーエム・エックスの管理栄養士&お客さま担当の吉田(よしだ)です。
いつもメルマガをお読みいただき、ありがとうございます。

 今週のメルマガトピックス

・『女性だけでなく男性も!更年期に特にケアが必要な場所とは?』


先日の5月8日は母の日でしたね。

「母の日」はアメリカから始まり、1940年後半ごろからは、日本でも公式に5月の第2日曜日が「母の日」となりました。

現在はお花やプレゼントを贈ることが習慣となっていますが、プレゼントだけでなく、心を込めた感謝の言葉も忘れずに伝えていきたいですね。


さて、今回のメルマガでは、最近は女性だけの問題ではない「更年期障害」についてお伝えします。

『女性だけでなく男性も!更年期に特にケアが必要な場所とは?』


 

更年期障害とは?


女性は、閉経を挟んだ前後約10年間の「更年期」と言われる期間があります。閉経の年齢には個人差がありますが、日本女性は50歳前後と言われています。このため、一般的には45~55歳が更年期とされる期間になります。

女性ホルモンにはエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の2種類があります。この2つの女性ホルモンが交互に働いて、排卵がきちんと起きている状態が「ホルモンバランスが整っている」ということになります。

しかし、この女性ホルモンには限りがあります。卵巣の機能が低下し始める40歳前後から女性ホルモンが減り始め、閉経期以降はほぼゼロに近づいていきます。

じつは女性ホルモンは自律神経と同じ脳内の場所でコントロールされているため、女性ホルモンのバランスが崩れると、自律神経も影響を受けて乱れてしまいます。その結果、発汗、動悸、めまい、イライラや気持ちの落ち込みといった更年期障害の症状が現れるのです。

また、更年期障害というと女性だけのものと思われがちですが、近年では男性の更年期障害も注目されています。この男性の更年期障害は「LOH症候群」ともいわれ、男性ホルモンである“テストステロン”の減少が大きく影響しています。テストステロンが減少すると倦怠感や疲労感、意欲低下など女性の更年期障害と同じような症状が起こり、ひどい人はうつ状態に陥る場合があります。


 

更年期障害で腸の動きも鈍くなってしまう!


女性ホルモンや男性ホルモンの減少によって起こる自律神経のバランスの乱れは、腸にも影響を与えます。なぜなら、腸は自律神経によって動きが支配されているからです。

通常は寝ている間に自律神経の副交換神経が働いて腸内環境が整えられていますが、更年期などで自律神経が正常に働かなくなると、腸の動きが鈍くなってしまいます。その結果、老廃物の排出がうまく出来ずに悪玉菌が増えて、腸内環境の悪化に繋がってしまうのです。

そのため更年期は、乳酸菌や発酵食品を積極的にとって、動きの鈍くなってしまった腸をケアすることが特に重要です。また、その他にも食生活や生活習慣に気を付けることによって更年期障害の症状を軽減することができます。

次回は、そんな更年期障害の改善に役立つ食生活や生活習慣について詳しくお届けします。



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