日本女性が心配です!そんなにカロリーを落としてイイのですか!?| すずみんの健康応援宣言!


 今回のテーマ

『日本女性が心配です!そんなにカロリーを落としてイイのですか!?』


こんにちは☆
オーエム・エックスの管理栄養士のすずみんです。
いつもメルマガをお読みいただき、ありがとうございます♪

 今週のメルマガトピックス

・『日本女性が心配です!そんなにカロリーを落としてイイのですか!?』


ここ岡山は蒸し蒸しとした気候が続いていますが、皆さまいかがお過ごしですか。

沖縄では早くも梅雨明けとなりましたが、東北の方ではこれから梅雨に入るとのことで、各地の天気には大きな差がありますね。
とはいえ、これから日本全国で本格的な夏を迎えます☆

今から夏バテにならないように、しっかりと水分補給をしていきましょう。
喉が渇いてから補給するのでは遅いですから、コップ1杯ずつ、こまめに飲んでください☆

『日本女性が心配です!そんなにカロリーを落としてイイのですか!?』


 

1食320kcal!?それが「良い」のだと惑わさないでください!


「カロリーオフ」「糖質ゼロ」「ノンカロリー」・・・

このように“ダイエット”につながるような文言が書かれた商品をよく見かけます。肥満や生活習慣病が増えている現代には、それを改善・予防するための大きな需要があるからです。

その一方で、健常であるのに、むしろ痩せているのに、または成長期や妊娠中でしっかり食べていかければいけないのに、“スリム=美しい”を求めるダイエットに、こういった商品を多くの人たちが取り入れている現代の傾向に危機感を覚えます。

このことをより強く感じたのが、あるテレビCMを見てからのこと。

お弁当メーカーと精密機器メーカーがコラボして販売している低カロリーのお弁当です。

よく見ると1食あたり320kcalほど。しかも、20代と思われる女性が食べている映像もあり、若い女性もターゲットにしているのだと分かります。

「これだけで1食を済ますの?」という疑問から私の気持ちはモヤモヤし始め、「“健康や美しさのためには、1食300kcalくらいに抑えなきゃダメなんだ”と思ってしまったらどうしよう!」という焦りのような気持ちになりました。そして、「赤ちゃんを産まなければならない体づくりをする大切な時期の女性を惑わさないでほしい!」とも思うのです。

 

しっかり食べないことのリスク


戦後70年を迎える今、和食だけでなく世界各国の美味しい料理がなんでも食べられる飽食の時代を迎えています。しかし、厚生労働省が発表した最新の「平成25年度国民健康・栄養調査」では、20代女性の摂取エネルギー量は1,628kcalと、成人の中で一番低く、70歳以上の高齢者よりも少ない状況でした。これは、1946年2月、深刻な食糧不足に陥っていた戦後の都市部の人々の摂取エネルギー量1,696kcalよりも少ないという衝撃的な状態になっているのです。

“スリム=美しい”という女性の根強い概念が、“必要のない”ダイエットを生み出している結果なのではないしょうか。
それ以外にも、朝食を欠食している割合や、バランス良く食べることができていない割合も20~30代女性の間で多く、しっかり食べることの大切さを見失っているようにも感じます。

さらに、もし1食300kcalくらいが良いのだと実践されたら、1日3食でも1,000kcalほどになってしまい、普通の活動量の20~30代女性に必要なエネルギー量1,950~2,000kcalの半分ほどになってしまいます。

栄養不足や偏りは、少しずつ歪みとなって蓄積され、いつか体に現れます。美容の大敵である貧血も、鉄分の不足によるものがほとんどです。美しい肌も爪も髪の毛も、すべてたんぱく質でできていますので、太るからと言ってお肉を食べないといった偏食をすると、むしろ“美”から離れてしまいます。

若いうちからしっかり食べて体づくりをしなければ、健康的な老後を迎えられなくなってしまうことに気づいてほしいです。そして、若いうちは不調を感じていなくても、いざ妊娠や出産を希望する頃になって母体や胎児に影響が出てしまう可能性があることからも、合わせて警報を鳴らします。

今のお食事は、数か月後のあなたの健康を左右するものです。その繰り返しによってお体はつくられていきますので、無理なカロリー制限や「○○だけダイエット」などのような偏った食生活はやめましょう。

みなさん、しっかり食べていますか?

あなたの健康への道のり、応援しています♪
フレー!フレー!!!

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