日本人女性のがん第1位…乳がんを知って予防しよう!| すずみんの健康応援宣言!


 今回のテーマ

『日本人女性のがん第1位…乳がんを知って予防しよう!』


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・『日本人女性のがん第1位…乳がんを知って予防しよう!』


先日、元プロレスラーの人気有名女性タレントが、乳がんを患ったとの報道がありました。

毎年婦人科健診を受け、マンモグラフィーと超音波検査の両方でチェックをして問題なかったとの結果にも関わらず、その後に乳がんが発見され、右乳房の全摘出手術をされたということでした。

おしどり夫婦で家族思いの素敵な女性ですし、元気で明るいイメージを持っていましたのでとても驚きました。同じ女性としてなんだか他人事のようには思えず、ぜひ元気になってもらいたいと応援するばかりです。

乳がんは、日本人女性が患うがんの中で最も多く、12人に1人は罹患(りかん)すると言われるほど身近ながんです。そして残念ながら、乳がんの発症は増え続けています。

今回は、そんな女性にとって心配な「乳がん」についてお伝えします。

『日本人女性のがん第1位…乳がんを知って予防しよう!』


 

増え続けている乳がん!どんなところにできやすいの!?


日本では今、乳がんが急増しています。

乳がんの約1%は男性に起こっていますが、ほとんどは女性。そして、2015年の乳がん死亡数は約13,300人で、女性のがん死亡者全体の約9%を占めます。また、2011年の乳がん罹患数は約81,300人にも及び、これは女性のがん罹患者全体の約20%を占めます。

年齢階級別に見ますと、女性の乳がんは30歳代から増加をはじめ、40歳代後半から50歳代前半でピークを迎えて、その後は次第に減少しています。

そして今年は、13,800人もの人が乳がんで死亡し、89,400人もの人が乳がんを罹患すると予測され、昨年よりも増えると見込まれているほど年々増え続けているのです。

乳房には、「乳腺」と「脂肪」の2つの組織があります。この乳腺には、母乳をつくり出す「小葉」と、つくり出された母乳が通る「乳管」という管から成り立っています。

乳がんは、乳腺からのみ発生し、脂肪からは発生しません。そして、乳腺のうち約90%が乳管から発生し、小葉からは約5~10%となっています。

また、乳がんが発生しやすい場所は、乳首を中心に乳房を4つに分けると、

 ▼1位: 乳房の外側の上(全体の約50%)

 ▼2位: 乳房の内側の上(30%)

 ▼3位: 乳房の外側の下(16%)

 ▼4位: 乳房の内側の下(9%)

という順番になっています。

 

乳がんの発生や増殖に関わっている女性ホルモン“エストロゲン”


乳がんの原因はまだ詳しく分かっていないのが現状です。

ただ、女性ホルモンの一種であるエストロゲンという卵胞ホルモンの分泌が関係していると言われ、体内のエストロゲン・レベルが高いことがリスクとして挙げられています。

そして、次の内容は、体内のエストロゲン・レベルを上げる要因として考えられている事項です。

 ▼生理や生殖からの要因
 ・初経年齢が早い、閉経年齢が遅い
 ・出産歴がない、授乳歴がない
 ・初産年齢が遅い(30歳以上)

 ▼体格からの要因
 ・高身長
 ・閉経後の肥満(閉経前の乳がんは、逆に肥満者でリスクが低くなると指摘あり)

 ▼生活習慣からの要因
 ・飲酒
 ・高たんぱく・高脂肪・高塩分のお食事

 ▼その他
 ・一親等に乳がんの家族歴がある
 ・良性乳腺疾患の既往
 ・糖尿病 など

このように急増している乳がんは、女性の社会進出にともなって増えている高齢出産や独身者数、そして食の欧米化による肥満などが背景として潜んでいます。

乳がんの腫瘍の大きさは、1mmから1cmになるには15年かかると言われていますが、1mm から2cmになるには2年もかかりません。

2㎝以下の早期乳がんであれば90%が10年生存するというデータがありますし、自分でも確認することができる病気でもありますので、いかに定期的にチェックしていくかが大きな分かれ目になります。

次回は、乳がんを予防していくための具体的な方法や、乳がんにまつわる最新の研究データをお伝えします☆


(参考データ:聖マリアンナ医科大学病院乳腺・内分泌外科、国立がん研究センター)

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