つら~い二日酔い…その原因とは?|管理栄養士のからだケア研究室


 今回のテーマ

『つら~い二日酔い…その原因とは?』


こんにちは!
オーエム・エックスの管理栄養士&お客さま担当の吉田(よしだ)です。
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・『つら~い二日酔い…その原因とは?』


今年も皆さまの健康のお手伝いができますように、社員一同頑張ってまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

さて、年末年始はいかがお過ごしだったでしょうか。食べ過ぎてしまった、飲み過ぎてしまったという方はいらっしゃいませんか?
今回は、ついつい飲み過ぎてしまった後に訪れる、「二日酔い」についてご紹介したいと思います。

『つら~い二日酔い…その原因とは?』


 

二日酔いとは?


皆さんは二日酔いの経験がありますか?

飲酒後2~6時間後くらいの、まだ血中アルコール濃度が高い時期に起こる不快な症状は「悪酔い」で、翌朝、血中アルコール濃度が低くなった状態に現れるのが「二日酔い」です。

症状としては、頭がガンガンする、胃腸がムカムカする、吐き気がするなどがありますが、この二日酔いが起こる理由については、実はいまだに不明な要因がたくさんあるそうです。厚生労働省でも、二日酔いのメカニズムはほとんど解明されていないと伝えています。

ただ、二日酔いの有力な原因としては『脱水』が挙げられています。

アルコールには利尿作用があり、アルコール50g(ビール1.2リットル程度)で600~1000mlの水分が失われるといわれています。そのためお酒を飲むと、体は夏期の脱水した際によく見られるような、頭痛やだるさ、吐き気などの症状を引き起こすのです。

また、アルコール度数が高くなるほど利尿作用は高まります。そのため、度数の高いワインや焼酎などを飲んだ場合は、飲酒によって摂取した以上の水分が、尿として失われてしまう可能性があり、二日酔いの症状が悪化しやすくなります。

その他に二日酔いの原因に多いと考えられているのが『アセトアルデヒド』です。

アセトアルデヒドはアルコールが分解される過程で生じる有毒物質です。特に日本人はこのアセトアルデヒドを分解する酵素(ALDH)の活性や分泌が弱い人が多いため、アルコールの分解が終わっているにも関わらず、アセトアルデヒドが体内に残ってしまい、二日酔いを引き起こしやすいといわれています。

 

ウコンはなぜ二日酔い予防に効くの?


二日酔いの予防に効果的な食品はさまざまあり、現在では飲酒前に飲むと悪酔いや二日酔いを避けられると謳った商品が数多く販売されています。

その中でも特に「ウコン」を使った商品が多くありますよね。

ウコンはショウガ科の多年草で、カレー粉やたくあんの着色料などの食用に用いられる他、衣類の染料や、生薬などに利用されています。

ウコンに含まれている、ポリフェノールの一種の「クルクミン」という成分には、肝臓の解毒機能を高める作用と胆汁の分泌を促す作用があると考えられています。胆汁は二日酔いの原因となるアセトアルデヒドの分解を促進する作用があるため、ウコンをとることで悪酔いや二日酔いの予防を行うことができると期待されているのです。

皆さまも、お酒を飲む前後には肝機能をサポートしてくれるウコンのような食品をとって、二日酔いの予防や解消に活用してみてはいかがでしょうか。

ただし、お酒を飲んだ後にケアする場所は、アルコールを分解する肝臓だけではありません。摂取したアルコールの約80%を吸収している、腸のケアも忘れないようにしましょう。
次回は腸とアルコールとの関係についてご紹介します。


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