意識して摂りましょう!更年期の栄養ケアとは?|管理栄養士のからだケア研究室


 今回のテーマ

『意識して摂りましょう!更年期の栄養ケアとは?』


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・『意識して摂りましょう!更年期の栄養ケアとは?』


6月になり、梅雨入りで雨の日が多くなってきましたね。

梅雨は中国から「梅雨(ばいう)」として伝わり、江戸時代頃から「つゆ」と呼ばれるようになりました。

「梅雨」と呼ばれるようになったのには諸説ありますが、そのひとつに「梅の熟す時期の雨」という意味で梅雨と呼ばれていたとする説があります。

雨が多く憂うつなイメージもある梅雨ですが、梅が出回る時期ですので、梅酒や梅シロップ作りなどに挑戦して楽しんでみてはいかがでしょうか。

さて、前回から更年期障害についてお伝えしていますが、今回は更年期障害の改善に役立つ情報をご紹介します。

『意識して摂りましょう!更年期の栄養ケアとは?』


 

更年期障害を改善する3つのポイント


女性ホルモンの減少により起こる更年期障害は、食生活や生活習慣の乱れによって悪化してしまう場合があります。

今回は、更年期障害の症状を軽減するポイントを3つご紹介します。

★ポイント①十分な睡眠
不眠などの睡眠障害そのものが更年期障害のひとつですが、その状態が続くと疲労がたまり、精神的にも落ち込みやすくなります。夜更かしの習慣がある方は早寝早起きに切り替え、1日6時間以上の睡眠を心がけましょう。

★ポイント②適度な運動
有酸素運動は、自律神経のバランスを整えて呼吸を深くし、血液の循環を良くします。ウォーキングや水泳(水中歩行)など、自分が無理なく楽しんでできる運動を生活に取り入れると良いでしょう。
また、体を動かすことで睡眠の質が上がり、気持ちのリフレッシュもできます。

★ポイント③バランスのとれたお食事
更年期になると、今まで食べられていたものが食べられなくなったり、同じような献立になったりする傾向があります。
料理に使う食材の種類が減れば、更年期に不足しがちな栄養分が補えず、症状の悪化に繋がってしまいます。
また、お食事の内容が偏っていたり、お食事を抜いたりしていると自律神経が乱れやすくなってしまいます。バランスよく、3食きちんと適量を食べることが大切です。

 

意識して摂りましょう!オススメ栄養素


自律神経や女性ホルモンのバランスを整える働きのある栄養素を、お食事から積極的に取り入れてみましょう。

★ポリフェノール・・・血液をサラサラ、むくみ解消、疲労回復などのデトックス効果があり、腸内環境を改善するためにも役立つ(ブルーベリー、赤ワイン、ウコンなど)

ポリフェノールの中でも特にオススメなのが「大豆イソフラボン」と「リグナン」です。これらは体内で女性ホルモンのエストロゲンと同じような働きをするため、更年期によるエストロゲンの不足分を補ってくれます。さらにアンチエイジングにも効果的です。(納豆・豆腐などの大豆製品、亜麻仁油、ゴマ、ブロッコリーなど)

★ビタミンB群・・・神経の働きを正常に保つ(レバー、魚介類、乳製品、バナナ、納豆、うなぎ、豚肉、玄米など)

★亜鉛・・・女性ホルモンの分泌を活性化させる(豚レバー、牡蠣、玄米、卵など)

★乳酸菌・・・腸内環境を良くして、免疫力の向上や自律神経の調節に繋がるため、女性ホルモンのバランスを整えるサポートとして働く(ヨーグルト、漬け物、キムチなど)

更年期になると、心も体も自分の意思だけではコントロールができないこともあります。

そのため、今回ご紹介したような食生活や生活習慣を取り入れるのは、難しい場合もあるかもしれません。そんな時は、「今はこういう時期」と割り切って、無理をしないことが何よりも大切です。家族や周りの人に相談したり、協力してもらったりしながら、できることから少しずつ取り入れていただければと思います。


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