骨を強くするには腸を元気に!|管理栄養士のからだケア研究室


 今回のテーマ

『骨を強くするには腸を元気に!』


こんにちは!
オーエム・エックスの管理栄養士&お客さま担当の吉田です。
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 今週のメルマガトピックス

・『骨を強くするには腸を元気に!』


「健康寿命」をご存知ですか?
健康上の問題がない状態で日常生活を送れる期間のことで、いつまでも元気に過ごすためには健康寿命を延ばすことが大切です。

この健康寿命を短くしてしまう大きな原因の一つとして、転倒などによる骨折があります。
骨粗鬆症などによって骨がもろくなっていると、骨折しやすくなり、寝たきりを招く原因にもなります。

また、近年では「若年性骨粗鬆症」と呼ばれる症状も増えてきているため、早めはやめに骨の健康を考えていくことが大切です。

『骨を強くするには腸を元気に!』


 

骨粗鬆症の原因と対策とは?


国内の患者数が1300万人いて、今後も増え続けるといわれているのが骨粗鬆症です。

骨では形成と破壊がくり返されていますが、そのバランスが崩れ、骨形成よりも骨破壊が上回っている状態が続くと、骨量が減少してしまいます。その結果、骨がもろくなった状態が骨粗鬆症です。骨粗鬆症になると、転んだり、くしゃみをしたりするだけで骨折してしまうことが多くなってしまいます。

骨粗鬆症を予防するには、骨の形成に必要な栄養素であるカルシウムやマグネシウム、ビタミンDなどをバランスよく摂取することが大切です。

また、カルシウムをしっかり骨に定着させたり、衝撃などによる骨折を防ぐための弾力性を維持したりするためには、コラーゲンが必要です。

年齢を重ねるにつれて骨が弱くなっていくのは、カルシウムが減少するからだけでなく、コラーゲンが減少していくことも要因なのです。

 

腸内環境を良くすると骨も強化できる!?


骨を強化するために必要な栄養成分には、前述のものの他にビタミンKも重要な働きをしています。

ビタミンKは、骨からのカルシウムの流出を防ぎ、骨の石灰化を促す働きがあるため、複合的に骨を丈夫にするために働いています。

このビタミンKを合成しているのが、腸内細菌です。ビタミンKは、K 1とK 2に分かれますが、植物から摂取できるのがK1で、腸内細菌が生み出す腸内酵素によってつくられるのがK 2です。このビタミンK 2の方がK 1に比べて吸収効率に優れているというデータもあります。

また、骨の強化のために必要なたんぱく質(コラーゲン)、ビタミン、ミネラルをしっかり体に吸収するには、腸内細菌がつくる腸内酵素が重要な役割を果たしています。

骨と腸はあまり関係ないように思えますが、腸内環境を良くすることが、骨密度を保つことにも繋がりますので、腸ケアも意識して行っていきましょう。

次回は、骨粗鬆症予防に役立つ食事・生活習慣についての情報をお伝えします。

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