【特集】アイスクリームで健康サポート



 8月8日は立秋。暦の上では秋とはいえ、まだまだ暑い日が続いています。暑い日に食べるアイスクリームは格別においしいですよね。冷たくて甘いアイスクリームは、疲れた時でも食べやすく、栄養補給にも役立ちます。特性を知って上手に取り入れましょう。

栄養補給にも活躍!

 アイスクリームの主な原料は牛乳と乳成分です。そのため、カルシウムが多く含まれます。「アイスクリーム」には、牛乳(普通牛乳:100gあたり110mg)よりも多くのカルシウムが含まれています。食事にプラスして、骨粗鬆症の予防に役立てるのも良いかもしれません。その他にも、血圧を安定させるカリウムや、風邪の予防に役立つビタミンAも多く含まれています。
 また、「アイスクリーム」は濃厚でエネルギー量が高そうですが、実は「ラクトアイス」の方が高い場合があります。「ラクトアイス」は乳脂肪分を植物性油脂に替えて作られているので、見かけや味以上にエネルギー量が高くなる場合があります。栄養成分表を確認してみましょう。


 食品の栄養成分の量や熱量に関する表示は、厚生労働省の定める「栄養表示基準」によって内容や方法が決められています。清涼飲料水は100ml中に5kcal未満であれば、「カロリーゼロ」「ノンカロリー」「カロリーレス」と表示することができます。また、100mlあたり20kcal未満であれば、「ひかえめ」「ライト」と表示することができます。

おいしさの秘密

● 空気
 柔らかいアイスクリームには多くの小さな空気の泡が混ぜ込まれています。この割合をオーバーランと言います。1Lの原液に1Lの空気を混ぜると、オーバーランは100%です。この割合が低いと重みのある食感、高いとふわっと軽い食感になります(一般的なものは60~100%)。

● 均一
 アイスクリームは主に、たんぱく質、脂肪、糖類、水分、そして空気で構成されています。これらは攪拌される中で、細かく均一に分散した状態になるため、凍っていてもスッと溶けるようななめらかさが生まれます。また、それぞれの粒子が細かく、栄養分が吸収されやすくなっています。

 

 おいしいアイスクリームですが、食べ過ぎは肥満などの生活習慣病につながります。また、冷たいものをたくさん食べると、腸が冷えてしまい、動きが悪くなることもあります。食べ過ぎには十分注意しましょう。

アイスクリームの賞味期限って?

アイスクリームは、きちんと温度管理がされていれば、細菌が減ることはあっても増えることはありません。そのため、長期間保存しても品質の変化は極めてわずかと言えます。また、アイスクリームは一度溶けると状態が変化してしまい元には戻らないので、外観に変化がなければおいしくいただけます。このような理由により、厚生労働省や農林水産省の規定で、「アイスクリーム類にあたっては、期限及びその保存方法を省略することができる」と定められ、アイスクリームに賞味期限の表示はありません。その代わり、消費者庁および公正取引委員会では、賞味期限表示に代えて、一括表示の外側に、「ご家庭では-18℃以下で保存してください」あるいは「要冷凍(-18℃以下保存)」などといった、保存するときの注意を記載しています。適切な温度管理をお忘れなく。