【特集】健康寿命をのばす!関節痛を防ごう!

中高年の方の多くがお悩み

 「健康寿命」とは「日常的に介護を必要としないで、自立した生活ができる生存期間」のことです。厚生労働省によると、平均寿命は男性79.6歳、女性86.3歳であるのに対し、健康寿命は男性70.4歳、女性73.6歳と9年以上の差があることがわかりました。また、介護が必要になる原因のひとつに関節疾患が挙げられます。

 その中でも最も多いのが、変形性関節症です。ひじ、ひざ、腰などの関節にはクッションの役目をする軟骨がありますが、関節を動かすことで軟骨は徐々にすり減ります。そこに負担がかかると痛むようになり、炎症がおきます。

 はじめは症状も軽く、動かすときに痛む程度ですが、悪化すると安静時にも痛みを感じるようになってしまいます。早めの予防で、生き生きとした生活を送りましょう!

こんなことに要注意!

●加齢
加齢とともに関節を支える筋肉が衰えると軟骨に負担がかかります。また、特に女性は男性に比べると関節が小さいことから、高齢の女性に多くみられる悩みです。
●太り気味
人は歩くときに、ひざに約3倍もの負荷がかかります。例えば体重 kgの人では、約 kgの負荷がかかることになり、体重が重いほどひざへの負担が大きくなります。
●運動不足
日常生活の中で横になっている時間が長いと体を支える筋肉は衰え、柔軟性が失われてしまいます。
●姿勢が悪い
無理な体勢や長時間同じ姿勢でいることは、関節の負担になります。O脚、X脚もひざを痛める原因となります。

こうして防ごう!

 ポイントは「負担をかけないこと」と「柔軟な筋肉を保つこと」です。まずは適正体重を守り、負荷がかかりすぎないようにしましょう。また、同じ姿勢を続けていると、関節や周りの筋肉は硬くなる一方です。時々体を動かしリラックスしましょう。また、歩いたり、簡単なストレッチをしたりすることは、より柔軟な筋肉を育てます。この時、クッション性の高い靴を選ぶと、より負担が少なくなるのでおすすめです。無理のない程度に続けましょう。

天気が関節の痛みに影響する?

 ひざ痛、腰痛などの慢性的な痛みは、雨の日や寒い日にひどくなることがあるようです。詳しいことはわかっていませんが、原因は2つあると考えられています。まず1つ目は「気圧」です。気圧が低下することで、関節が膨張し、痛みが生じやすくなります。2つ目は「気温」です。気温が下がると身体が冷え、関節の動きや血流が悪くなるため痛みを感じやすくなります。軽い運動やマッサージで血行を促進し、体を冷やさないように心がけましょう。