こんにちは!
オーエム・エックスの管理栄養士“すずみん”こと、宗 鈴美です!
11月に入り、あっと言う間に半ばを迎えています。
今年も残りあと1カ月ちょっと・・・
なんてことを実感する時期になりました。
今年やりたかったことは順調に進んでいますか!?
私は・・・えっと・・・
がんばりますっ!
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第29話 『油はダイエットの大敵!?その1』
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油のイメージって・・・悪い!?
ここで、大切な油のことを考えてみませんか?
「ダイエット中だから、油はとらないようにしているの」
「油はカロリーが高いから嫌!」
などなど・・・
油と聞くと、なんだか悪いことばかり頭をよぎる傾向がありませんか?
でも、油は体に必要なんですよ!
だから、しっかり勉強していきましょう!
今日はその第1回目です!
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油は大切な栄養素!
油と聞いて、どんなイメージを持ちますか?
「カロリーが高い」
「ダイエットの大敵」
「血液がドロドロになる」 など・・・
といったような悪いところばかり思い描くのではないでしょうか?
実は、油は【三大栄養素】のひとつ!
【三大栄養素】は、「糖質」、「たんぱく質」、そして「脂質(油)」。
どれも、私たちの体にはなくてはならない大切な栄養素です。
脂質はなんで体に必要なの!?
【三大栄養素】のひとつ、「脂質」。
「脂質」の働きって何でしょうか?
↓
それはとっても重要!
[1] エネルギーになる。
[2] 油に溶けるビタミン(脂溶性ビタミン)の吸収を助ける。
[3] 細胞膜や神経細胞、遺伝をつかさどる核酸の材料となる。
とくに脂質は水に溶けないので、血液にも溶けないということ。
だから貯蔵できるエネルギー源としてはピッタリなのです。
また、貯蔵している脂肪がエネルギーに変わる時には、
じつは“水”も生み出しています。
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これは、エネルギーと水を同時に貯蔵できるということになるので、
砂漠のラクダのコブが、水ではなくて脂肪を蓄えているのは
こういった理由からなのです!
なるほど!
なんでダイエットの大敵って言われるの!?
【三大栄養素】は、カロリーを持つ栄養素です。
カロリーとは、熱量(エネルギー)のこと。
この【三大栄養素】を持つ食材からエネルギーをもらって
私たちは生きているということになります。
さて、そのカロリー。
実は、「糖質」や「たんぱく質」は1グラムで4キロカロリー(kcal)なのですが、
「脂質」は1グラムで9キロカロリーと、2倍以上の差があります。
これがその「油はカロリーが高い」という事であり、
「ダイエットの大敵」ということにつながっているのです。
私たちは、そんなに脂肪を溜めたくないですものね!
「脂質」の不足やとり過ぎはどうなるの!?
脂質が不足するとどうなるのでしょうか?
↓
エネルギー不足で、やせ細ってしまいます。
また、血管や細胞膜がもろくなって、
脳出血などが起こりやすくなってしまいます。
また、体温が低くなったり、
ホルモンバランスが崩れてしまうことで、
様々な不調がでてしまったり。
さらには、女性にとって気になる肌。
肌のハリや潤いにだって影響してしまいます。
ダイエット中の人は注意です!!
では、脂質をとり過ぎるとどうなるのでしょうか?
↓
これはよくご存知の通り、
肥満や生活習慣病の原因になってしまいます。
糖尿病、脂質異常症、動脈硬化といった生活習慣病。
さらには、大腸がんや乳がん、前立腺がんといった
がんを招きやすいことも分かっています。
油は、体にとって大切なもの。
太りたくないからとか、ダイエット中だからとか、
避けてしまうのは問題です。
また反対に、とり過ぎもダメ。
じゃあ、どのくらい摂ればいいの!?と気になると思います。
↓
↓
と、長くなりましたので、次回お話します!
大切な栄養素だからこそ、しっかり勉強しましょ!
あなたの健康への道のり、応援しています!
フレー!フレー!!!
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【編集後記】
油料理って美味しいですよね?
私は油料理が好きで、炒め物はよくしますし、
時々、ものすごく揚げ物が食べたくなったりします。
それでも、油のとり過ぎは良くないと理解していますので、
調整しながら、食べています。
しかし、外食は別!
外食は油の調節ができるわけではないですから。
私は1か月に2~3回くらいの頻度で外食をしますが、
その時は、自分で作る料理と外食の料理とで、
油の量の違いを、口だけでなく体(特に胃)で感じることがよくあります。
そうです。
レストランなどのお店では、
“美味しくするため”に油をたっぷり使っているのです。
油料理は美味しいですが、外食をよくされる方は
油のとり過ぎに要注意ですよ~!