こんにちは！
オーエム・エックスの社長をしております、高畑 宗明です。
「最新の科学」や「発酵や乳酸菌」などの情報を
分かりやすくお伝えします。
今月も『OM-X』とともに、みなさまに
たくさんのお役立ち情報を提供していきたいと思いますので、
よろしくお願いいたします！
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第5回 『一文字で大きく違う！プレバイオティクス』
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前回は「プロバイオティクス」について
お話をしましたね。
今回は「プロ」ではなくて一文字違う「プレ」。
そう、「プレバイオティクス」についてのお話です。
この「プレバイオティクス」という言葉は、
まだまだ海外でも知らない人が多いです。
みなさんは聞いたことがありますか！？
多分耳にされたこともあるのではないでしょうか。
実は、日本は「乳酸菌先進国」ですからね！
プレバイオティクスは菌のエサ！
またまた前回と同様に、言葉の定義から入りましょう。
「特定の腸内細菌の生育材料となって菌数を増やし、
好ましい菌叢を誘導することで好影響を期待する食品」
なんで「定義」ってこんなに難しいのでしょうか・・・
要するに、「腸内細菌のエサとなって菌のバランスを整え、
お腹を元気にするための食品」ということです。
私たちが食事をするように、微生物もエサが必要なのです。
プレバイオティクスにも条件があります！
プレバイオティクス食品としては、
一般的に次のような素材が知られています。
● オリゴ糖（難消化性）
● 食物繊維
● ヨーグルト（生きた菌以外の部分）
● お米（デンプン）
オリゴ糖や食物繊維は、大腸に住むビフィズス菌を
増やすことで知られています。
中でもFOS（フラクトオリゴ糖）と呼ばれるオリゴ糖は、
天然の甘味料として使用されています。
シリアルやクッキー、ジュースやパンにも添加されていますよ。
また、乳酸菌で乳を発酵させた「ヨーグルト」も、
プレバイオティクス効果があります。
さらには日本人におなじみの「お米」！
お米のデンプンも善玉菌を増やすのに役立ちます。
「日本人が長寿なのはお米のおかげだ！」と
主張されている方もいらっしゃるほどです。
プレバイオティクスにはどんな効果があるの？
腸内細菌がエサを食べて元気になると、
こんな良いことがありますよ！
● 善玉菌が増える
● 短鎖脂肪酸がたくさん作られる
● 便がきちんと作られる
善玉菌が増えるというのは分かりやすいですね。
「エサになる→善玉菌が増える」からです。
では、「短鎖脂肪酸」って何でしょうか？
「短鎖脂肪酸」とは善玉菌が作る乳酸や酢酸、
酪酸やプロピオン酸などの総称です。
よく「乳酸菌が酸を作って悪玉菌をやっつける」
と言われますよね。
さらに「短鎖脂肪酸」は、腸の粘膜や粘液の合成を
促したり、水や塩類の吸収を助けたりします。
また、腸の蠕動運動の刺激もしてくれます。
そして、結果的にキレイな便が作られるのです。
しかし、気を付けないとダメなことがあります！
とっても大切な「プレバイオティクス」なのですが、
実は全ての腸内細菌のエサになるわけではないのです！
1000種類の腸内細菌は好みにうるさい！
私たちの腸内には、1000種類1000兆個の
腸内細菌が住んでいます。
重さにしてなんと1.5
kgにもなります。
この1000種類の腸内細菌は、実はとっても好みにうるさい。
それぞれがエサとする好物が違うのです。
まるで自分の子どものようです（笑）
さらに、腸内細菌は1億人いれば1億パターンあります。
そのため、「オリゴ糖」や「食物繊維」のように
1つの成分を摂っただけでは十分なエサにはなりません。
むしろ、特定の菌だけが強くなってしまい、
腸内細菌のバランスを崩してしまいかねないのです。
要するに、1000種類の腸内細菌のバランスを、
どうやって整えるかがとても大切です。
お気づきになりましたか？？
そう！「プロバイオティクス」の時と同じなのです。
その答えが、伝統的な発酵食品に込められています。
OM-Xはプレバイオティクスとしても最適！
弊社の「生酵素」OM-Xは、最大92種類の「旬」の食材を
12種類の乳酸菌で最大5年間発酵させています。
豊富な食材を発酵させているため、
92種類の食材由来の栄養素はもちろんのこと、
12種類の乳酸菌が新しく作る有用成分もたくさん！
簡単に言えば「92×12種類」の栄養素がギュッと含まれます。
機械では調べきれない細かい栄養素もあり、
全てが1000種類の腸内細菌を元気にするエサとなるのです。
私たちが研究したところによると、様々な種類の乳酸菌を
均等に増やすことができる結果が判明しました。
生酵素「OM-X」の素晴らしさを、改めて実感しましたよ。
さて、次回お届けするのは「バイオジェニクス」のお話。
またまた横文字ですね・・・、でも期待してくださいね。