こんにちは！
オーエム・エックスの管理栄養士のすずみんです！
2011年も、最後の月となりました。
いかがお過ごしですか？
年末はいろいろと予定が入って、慌ただしく過ぎていく時期。
そのため、なかなか体をゆっくり休めることができないことも・・・。
寒さも厳しくなっていますから、よい年越しを迎えられますように
体調管理をしっかりしていきましょう！
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第54話 『飲み会シーズン！日本人はお酒に弱い！？』
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日本人は、アルコールに弱い！？
飲み過ぎの代償は深刻です！
12月から1月にかけては、忘年会や新年会と
飲み会が多くなる季節。
普段はあまりお酒を飲まない方も、
この時期は多く飲まれる方も多いのではないでしょうか。
飲み慣れている人も、飲み慣れていない人も、
お酒について見直しをして、上手に付き合う方法を考えましょう！
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2人に1人は、アルコールの分解酵素がない！？
いきなりですが、お酒を飲むと顔が赤くなりますか？
↓
↓
「はい」の方。
アルコールに弱い方で、フラッシャーと呼ばれます。
（顔が赤くなることをフラッシングと言います。）
反対に赤くならない人をノンフラッシャーと呼びます。
フラッシングの症状には、顔が赤くなるといったものの他に、
頬や耳たぶに熱を感じたり、ドキドキしたり、頻脈や動悸をともなったり、
頭痛や発汗、めまいや眠気に襲われたり等があります。
とは言え、フラッシャーでも顔が赤くならない人もいたり、
かなり飲んだ後から現れたり、症状の重さも個人差があります。
こういったフラッシングの症状は、
アルコールが直接の原因ではありません。
アルコールが分解される時にできる
「アセトアルデヒド」の毒性によって起こるのです！
この「アセトアルデヒド」を分解するために必要なのが
アセトアルデヒド脱水素酵素のひとつ【ALDH2】。
お酒の強い人、弱い人を左右する大きな決め手です。
この【ALDH2】の酵素活性は、遺伝的に決まってしまっていて、
日本人の約半分は、この【ALDH2】が欠けていたり、
働きが弱かったり・・・。
これは、黄色人種特有のものなのです。
有害物質アセトアルデヒドが全身をかけめぐる！？
お酒（アルコール）を飲んで胃や腸で吸収された後は、
肝臓に運ばれます。
そこで「アセトアルデヒド」に分解されて、
【ALDH2】などのアセトアルデヒド脱水素酵素の働きによって、
最終的には二酸化炭素と水になって排泄されます。
ただ、短時間に多くのお酒を飲むと、
肝臓での分解処理が間に合わず、血液中のアセトアルデヒドの
濃度が高くなってしまいます。
酔っ払っている人が吐く息のもと。
この時、有害物質であるアセトアルデヒドが
全身をかけめぐっている事になります。
そして頭痛や吐き気、めまい、食欲不振、不快感などが残ってしまう
二日酔いの原因となってしまうのです！
健康状態にも大きく左右される！？
お酒を頻繁に飲まれる方へ。
日によって、酔い方や翌日のお酒の残り方に
違いを感じる場合がありませんか？
それは、アルコールを分解する処理能力が
健康状態によって大きく左右されるためです。
飲む日が続いていたり、体調がすぐれなかったりすると、
肝臓が疲れてしまい、これが影響するのです。
アルコールの飲み過ぎの代償は！？
アルコールはなぜ気を付けなければいけないの！？
↓
それは全身に影響を与えるからです！
特に飲み過ぎの習慣は、肝臓に大きな障害を引き起こしています。
[1] まずは、肝臓の細胞（肝細胞）に中性脂肪が溜まる ⇒ 「脂肪肝」
→これは、アルコールによって脂肪の分解が抑えられてしまうのと同時に、
脂肪酸の合成が促進されるためです。
[2] 進行すると、肝細胞が破壊される ⇒ 「アルコール性肝炎」や、
肝臓が線維化して硬くなってしまう ⇒ 「肝硬変」を招きます。
その他にも、胃潰瘍や糖尿病、心筋症、不整脈、高血圧など、
アルコールによって受ける障害は、全身に起こります！
だから、上手く付き合わなければいけません！
次回は、肝臓に負担をかけない飲み方、
肝臓の機能を高める食事についてお話します！
お楽しみに！
あなたの健康への道のり、応援しています！
フレー！フレー！！！
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【編集後記】
私は、お酒はお付き合い程度で、家では一切飲みません。
ただ、私はノンフラッシャー！
飲んでも顔色を一切変えず、気分が楽しくなる程度で
酔っ払いません。笑
両親に似て、遺伝的に強いのです・・・
お酒の美味しさを知ってしまったら酒豪に！？
怖いので、気を付けます。笑