こんにちは!
オーエム・エックスの管理栄養士のすずみんです!
町はクリスマス一色ですね!
ここ岡山は、駅前の路面電車が走る『桃太郎通り』が
イルミネーションに包まれ、キレイな町並みを作り出しています。
皆さまの街も、キラキラとしているのでしょうね!
この時期の特別な風景ですから、
しっかり温かくしながら見て味わい、楽しく過ごしてくださいね!
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第55話 『飲み会シーズン!肝臓をいたわる方法は?』
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アルコールの飲み過ぎは深刻!
だからお酒と上手に付き合いましょう!
クリスマス、忘年会、新年会・・・
12月から1月にかけては、飲む機会が多くなるシーズンです。
日本人の約半数は、顔が赤くなったり、
動悸や頭痛、発汗などをともなったりして
アルコールに弱い特徴があります。
そして飲み過ぎの代償は全身に及んでしまいます。
お酒で楽しい時間を過ごせますように、
上手に付き合っていく方法を確認していきましょう!
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アルコールの飲み過ぎは、なぜダメなの!?
お酒(アルコール)は、飲んでから胃や腸で吸収された後に
肝臓へ運ばれます。
そこで有害物質である「アセトアルデヒド」に分解され、
酵素の働きによって、最終的には二酸化炭素と水になって排泄されます。
・・・と、アルコールの代謝は、肝臓が担っています。
ですから飲み過ぎの習慣は、肝臓に大きな負担をかけ、
障害を引き起こしてしまうのです!
まずは、肝臓の細胞(肝細胞)に中性脂肪が溜まる「脂肪肝」に始まり、
進行すると、肝細胞が破壊される「アルコール性肝炎」や、
肝臓が線維化して硬くなってしまう「肝硬変」を引き起こしてしまいます。
それ以外にも、胃潰瘍や糖尿病、心筋症や高血圧など、
アルコールによって受ける障害は、全身に起こります。
適量を超えた時に、二日酔いになってしまいます!
お酒に強い方でも、短時間に多くのお酒を飲むと、
肝臓での分解処理が間に合わず、
血液中の「アセトアルデヒド」の濃度が高くなってしまいます。
↓
これが頭痛や吐き気、めまい、食欲不振、不快感などをもたらし
翌日まで残ってしまって、二日酔いの原因となるのです。
では、アルコールを処理するのに
どのくらいの時間がかかるのでしょうか。
↓
それは体重1kgに対して、1時間に0.1gです。
・50kgの人なら、1時間で5g
・60kgの人なら、1時間で6g
・70kgの人なら、1時間で7g となります。
お酒で考えると・・・
■缶ビール350mlなら・・・ ⇒ 2時間くらい
■日本酒1合180mlなら・・・ ⇒ 3時間くらい
■ワイン1/2本なら・・・ ⇒ 6時間くらい
・・・と、これだけ時間がかかるのです!
1日の適量のお酒の目安は・・・
■ビールなら ・・・ ⇒ 500ml(中瓶1本)
■日本酒なら ・・・ ⇒ 1合(180ml)
■焼酎なら ・・・ ⇒ 2/3号(120ml)
■ワインなら ・・・ ⇒ ワイングラス2杯(150ml)
普段、このくらいで終われていますか?
見直しをしてみてくださいね!
肝臓に負担をかけない飲み方って!?
飲む機会を外せないなら、肝臓に負担をかけない飲み方をしましょう!
■食べながらゆっくり飲むこと!
空腹時に飲むと、アルコールの吸収はかなり高まります。
飲む前に、軽く食べておくのがポイントです!
そして、ときどき水を飲む事が大切!
チャンポンは止めましょう!
■アルコールの分解をうながす食品を食べる!
ゴマに含まれるセサミンは、アルコールの分解を
促進する働きがあると言われます。
ごま和えやごま油を使った料理やおつまみがおすすめです!
■大量のアルコールで疲れた肝臓には、十分な栄養と休養を!
かき、しじみ、いか、ホタテなどの魚介類に多い『タウリン』や、
ウコンに含まれる『クルクミン』は、肝臓の機能を強化してくれる
働きがあります。ウコン茶やカレー粉がおすすめ!
こういった成分が多く含まれる食品をとりましょう!
とは言え、二日酔いになってしまったら・・・
↓
た~っぷりの水分をとって、
血液中の「アセトアルデヒド」の濃度を薄めることが大切です。
毎日習慣化して飲まれている方は、
週に2日は休肝日を作るように努力してくださいね!
あなたの健康への道のり、応援しています!
フレー!フレー!!!
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【編集後記】
私は神奈川県出身ですので、
この時期の横浜はとてもキレイで大好きです!
ただ、ここ岡山に来て思ったのは、星のキレイさ!
国内最大級の望遠鏡が備わっている天文台が
井原市の「美星町」にあり、そこではキレイな星を
た~くさん見ることができるそうです。
私はまだ行けていないのですが、クリスマスイルミネーションも
自然のイルミネーションには敵わないかもしれないですね!