第58回 『たんぱく質の意味って何!?』 | すずみんの健康応援宣言!

こんにちは!
オーエム・エックスの管理栄養士のすずみんです!

来週はバレンタインデー!
かわいらしいチョコレートがたくさん売られていますね!

チョコレートの主成分はカカオですが、
このカカオには栄養素が豊富に含まれています。
特に注目のカカオポリフェノールは、
抗酸化作用があり、動脈硬化やがん、
アレルギーの予防に効果があると言われています。

ただし、砂糖もたっぷり含まれるチョコレート。
できるだけカカオの多いビターチョコを選びましょう!
それが、相手への健康への気遣いかもしれません。

なんて、せっかくのスイートな雰囲気が
なくなってしまいますかね!?

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 第58話 『たんぱく質の意味って何!?』 
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 たんぱく質の摂取量が少ない人が多い!?
 どれだけ大切な栄養素か、ぜひ知ってください!

すずみんが開発した腸診断。
これまでに900名以上もの方にご利用いただきました。
そして、お客様のお食事の傾向が確認できて、
前回のメルマガでもお話ししてきました。

その中で気になった事のひとつが、
「たんぱく質の摂取量が少ない方が意外に多い」ということ。

たんぱく質を多く含む食材と言うとすぐに思いつくのが、
「肉、魚、卵、豆腐・納豆」ではないでしょうか。

そのうち、特に肉や魚や卵といった動物性のものは
身体に悪いというイメージがあるからなのでしょうか、
お客様の中に「ほとんど食べない」とおっしゃる方も結構多いのです。

お肉の種類によってや卵には、脂質も多く含まれ、
“カロリーが高い”、“ダイエットの敵”、“コレステロール値を上げる”
といった【マイナスの意識】が働いているからかもしれません。

しかし、たんぱく質は、絶対に必要なもの!
ですから、どれだけ大切かを知ってほしいのです!

ということで、これから特集を組んで、
“たんぱく質”について、お話ししていきたいと思います!
一緒にみていきましょう!

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 たんぱく質の意味って!?


これからたんぱく質の話をしていくと思うと
なんだか緊張感に包まれ、気持ちが引き締まる思いになります。
なぜなら、あまりにも壮大で複雑で重みがあるからです。

「私たちの身体はたんぱく質でできている」
と言える程、主原料となる大切な栄養素。
しかし、上でお話しした通り、
さまざまな雑誌やテレビなどで、その大切さを伝えきれていなかったり
ダイエットの敵などの【マイナスの意識】が働く場合があったりという
背景からか、十分に召し上がれていない方が多いことに気付かされました。

たんぱく質は、プロテインと言いますが、
これはギリシャ語で「第一のもの」という意味があります。
これが、たんぱく質の意味なのです。

「第一のもの」

私たちは、このたんぱく質を理解できなければ
健康な身体づくりだけでなく、美容や心・精神面における部分での
健康づくりも、しっかりと出来ないことを意味してしまうのです。


 たんぱく質って何?


私たちの身体の60%くらいは、水分から出来ています。
その水分を除いた約半分はたんぱく質で成り立っています。

筋肉だけでなく、心臓や肝臓などの臓器といった
身体のもろもろを構成し、また、酵素やホルモン、
免疫抗体や生理活性物質も形成しています。
そして、私たちのDNAや核酸などの遺伝情報物質も
たんぱく質で作られているのです。

どれも大切なものですよね!?
たんぱく質あっての私たちなのです!


 どのくらいで身体は入れ替わっているの?


私たちの身体の約15%はたんぱく質で出来ています。
そうすると、体重60kgの人は約10kgがたんぱく質になります。

そして毎日毎日、私たちの身体では
たんぱく質の合成と分解が行われていて、
身体を維持するためには、
分解したものと同じ量を、新しく合成することが必要になります。

一般的には、体重60kgの人の場合、
1日に大体210g位の老化したたんぱく質を分解していて、
それを再利用して約140gのたんぱく質が合成されています。
と同時に、不足分の約70gのたんぱく質は
食事から補いながら、新しく入れ替わっているのです。
 ↓
つまり、約210gのたんぱく質が毎日入れ替わっているということ。
これは体全体のたんぱく質(約10kg)の2%に当たります。
そして1か月で60%、2カ月弱では、ほぼ全てのたんぱく質が
入れ変わることを指しています。

たんぱく質は、別の栄養素から作り出すことができない
栄養素ですので、食事からしっかりと補う必要があるのです!


 どのくらい摂ればいいの?


たんぱく質の必要量として厚生労働省が示している推奨量は、
成人男性60g、成人女性50gです。

厳密には、年齢や性別、体重や活動量などからも
見ていく必要があります。
新生児は、体重当たりで見ると成人の5倍、
幼児は、体重当たりの必要量は成人の2倍と
子供はしっかりと補う必要があります。

また、腎臓などに障害がある場合は、
制限が必要になる場合がありますので、確認が必要です。

とは言え、実はたんぱく質の量に加えて、
たんぱく質の“質”にもこだわる必要があるのです!

肉、魚、卵、豆腐・納豆など、
たんぱく質を多く含む食品でも、
含まれているたんぱく質の“質”は違うんです!
  ↓
と、詳しくは、次回にお伝えしますね!

大切な栄養素“たんぱく質”
しっかり理解していきましょう!!!
お楽しみに!


あなたの健康への道のり、応援しています!
フレー!フレー!!!

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【編集後記】

肉、魚、卵、豆腐・納豆・・・
私はどれを一番よく食べているかなぁと見直して見ると、
  ↓
「納豆」です!
飽きずに毎日食べています。それこそ子供のころから!
アメリカ留学していた時も、納豆が無償に食べなくなり、
車で2時間かけて行った一番近くのインターナショナルショップで
日本の約3倍の値段を払って、“冷凍”の納豆を買ったものです。
日本食の有難さと美味しさに、しみじみ感謝していました。