「腸」と「花粉」のふしぎな関係?!|管理栄養士のからだケア研究室


 今回のテーマ

『「腸」と「花粉」のふしぎな関係?!』


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オーエム・エックスの管理栄養士&お客さま担当の吉田(よしだ)です。
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・『「腸」と「花粉」のふしぎな関係?!』


暖かい日が増え、春の訪れを感じる季節となりましたが、この時期になると『花粉症』に悩まされる方も多いのではないでしょうか。

今や日本人の5人に1人が花粉症に悩んでいるといわれています。
今回は花粉症のメカニズムと、腸との関係についてお伝えします。

『「腸」と「花粉」のふしぎな関係?!』


 

「花粉症」とは?


花粉症は、アレルギー性鼻炎やアレルギー性結膜炎などといったアレルギー疾患のひとつです。

私たちの体に備わっている免疫反応は、外から入ってきた細菌やウイルスを退治して追い出すために働いています。

しかし、この免疫機能が乱れ、害のないものにまで過剰に反応してしまうのが、アレルギー反応です。

花粉症とは、通常害のない花粉に対して過剰に免疫反応が起こることで、おもに鼻水や鼻づまり、くしゃみなど、風邪の症状によく似ています。
加えて、目の充血やかゆみなども伴うのが特徴です。また、鼻づまりがひどくなると、口で呼吸をするようになるため、のどの痛みや不眠、注意力散漫になるなどの症状が出て、生活に支障をきたしてしまう場合もあります。

 

なぜ花粉症になるの?


花粉症が発症する原因は2つあり、一つは、先ほどもお伝えしたように免疫機能の乱れによるものです。

私たちの体の中にはアレルギーに関係する「Th1細胞」と「Th2細胞」という2つの免疫細胞があり、これらがお互いにバランスを取り合って免疫反応をコントロールしています。しかし、食生活や生活環境の変化などにより、「Th2細胞」が過剰に作られると、体内に入った物質に対して強く反応してしまい、その結果としてくしゃみや鼻づまりを起こす化学物質が放出されてしまうのです。

そして、花粉症を含め、アレルギーを起こしやすい人は、この「Th2細胞」が過剰に作られてしまう傾向があります。

もうひとつの発症の原因は、腸の内側にある傷です。

腸が荒れて腸管に傷があると、本来吸収されるはずのないさまざまな物質が、その傷から体の中に吸収されてしまいます。そうすると、その物質を異物として捉え、退治しようと体が過剰に反応してしまうのです。

腸の傷から体内に花粉が入り込めば花粉症になりますし、食品由来の未消化のたんぱく質などが入り込めば食物アレルギーになります。

つまり、腸に傷があると、花粉症にとどまらず、さまざまなアレルギーを引き起こしやすくなってしまうのです。

花粉症の発症を防ぐためには、腸のトラブルを解消することや免疫力を高めることが大切です。

そして、花粉症の発症を未然に防ぎたい方もすでに発症してしまっている方も、“日常生活で活用できる花粉症対策法”があるので取り入れましょう。

次回は、その対策法について、詳しくお届けします。



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