第77回 『日本の未来に必要な食生活とは!?』| すずみんの健康応援宣言!

こんにちは!
オーエム・エックスの管理栄養士のすずみんです。

ここ岡山はすっかり寒くなり、冬を目前に控えているのを感じます。
こんな時期は「お鍋」がピッタリですよね☆
具材や味付けなどいろいろな種類のお鍋がありますが、
どんなお鍋でも、みんなで囲んで食べるのは楽しくて好きです。

野菜もしっかり摂れるお鍋。
お腹の中から温まり、心もホッコホコになって、
寒くなる季節を乗り越えていきましょう!

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 第77話 『日本の未来に必要な食生活とは!?』 
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 最低水準の食料自給率をもつ日本
 私たちにできることを考えてみましょう☆

日本の食料自給率は39%!
先進国の中では最低水準で、
60%以上の食材は海外から輸入していることになります。

世界では、人口の急増による食料需要が増えていたり、
バイオ燃料としての穀物の需要が増加していたり、
異常気象や家畜の伝染病などによって食料供給が不安定になっていたり、
砂漠化の進行などによって農地が縮小していたり・・・。

この状況が深刻化し、世界的な食糧危機が起これば、
私たちの食卓にも大きな影響を及ぼします。

ご自身やみなさまの周りにいらっしゃる大切な方たち、
そして未来の日本の健康と安全を守るために、
私たちができることを考えてみませんか?

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 食料自給率のアップに貢献しよう!


先進国の中で最低水準である日本の食料自給率。

その食料自給率を上げることが、
世界で起こっている食料を取り巻く問題から日本を守るポイントになります。
つまり、私たちが必要とする食料は、
できるだけ私たちの国で生産することが大切なのです。

農林水産省では、2015年までに現在の食料自給率39%を
45%に引き上げることを目標に掲げています。
そのためにできる取り組みをチェックしてみましょう☆


 食材を選ぶときは、地産地消を


地産地消とは、
その地域で生産されたものを、その地域で消費することですが、
この動きによって、地域の農業の活性化から、
国内全体の農業の活性化へと繋がっていきます。

今では、農産物直売所やインターネット販売など、
生産者から直接購入できる販売方法も広がってきています。
身近でとれた農産物は新鮮で美味しいですし、栄養価にも期待できます。

また比較的安く購入できる傾向がありますから、
生産者側と購入者側の双方にとってメリットが生まれるので
お互いが支え合いながら、地域の活性化に結び付きますね!

さらに生鮮食品や加工食品、冷凍食品、漬け物など
原産地を表示することが義務付けられていますので、
表示を活用しながら、品質を見極めて、
安全な国産品を選ぶようにしていきたいです。


 お米をもっと食べよう


日本の食料自給率は39%ですが、
95%の自給率を誇っている食材が ⇒ お米です☆

食料自給率アップのためにも
お米を中心とした食卓を目指しましょう!

お米を主食とすると、
主菜と副菜がそろうバランスの整った食卓を演出しやすくなります。
白米だけでなく、玄米、7分挽きや5分挽きといった、
挽き方の違いによる風味も楽しんでみるのも良いですね。
挽く量が少ない程、栄養価も高まりますのでおすすめです☆

また、今では「米粉」を活用したパンや麺などが増えてきています。
モチモチとした米粉のパンや、ツルっとした米粉の麺は
小麦粉から作られるものと違った美味しさがあります。
米粉の需要も増えれば、食料自給率アップにも繋がりますので
食べる頻度を増やしていけると良いですね☆


 食べものを無駄にせず、大切に食べよう


最後はやっぱり、食べものを大切にすることです☆

買い過ぎないようにしたり、
外食で注文し過ぎないようにしたり・・・。
食材を無駄にしないことが大切です。

適量を食べることは、生活習慣病や肥満を予防・解消にも繋がります。

今ある環境に感謝しながら、
そして、日本の未来のために
みなさんの身の回りで出来ることから、少しずつ取り組んでいきましょう!


あなたの健康への道のり、応援しています♪
フレー!フレー!!!

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【編集後記】

私が好きな食べ物を思い浮かべる時、
共通して言えることは「ご飯に合うもの」です。
ご飯あっての、その他の食べものになっているので
それだけご飯が好きです!
食べ過ぎてしまうので、充分気を付けなければいけませんが、
すずみんは引き続き、お米中心の生活をしていきたいと思います☆