第96回『危機!野菜の量はアメリカ以下』| すずみんの健康応援宣言!

お久しぶりです☆
オーエム・エックス楽天市場店の管理栄養士のすずみんです。

しばらくお休みしておりました『管理栄養士すずみんの健康応援宣言』が
久しぶりに復活いたしました☆

お客さまからお寄せいただく温かいメッセ―ジの中には、
「健康につながる情報をもっと聞きたい」
「若々しさを維持するために、食事を見直したい」
「簡単にできる良い食事の秘訣を知りたい」
といった、さまざまなお声をいただきました。

そんなみなさまからのご要望にお応えすべく、
私自身も初心にかえって、健康に過ごしていくための勉強を重ね、
みなさまにお伝えさせていただくために立ち上がります♪

一緒に勉強していきましょう☆
これからもどうぞよろしくお願いします。

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 第96回 『危機!野菜の量はアメリカ以下』 
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 食べている野菜の量、アメリカに負けている!?
 野菜、しっかり食べていますか?

「日本食」「和食」と言えば、
魚や野菜が中心の「ヘルシー」なものをイメージします。

ユネスコ世界無形文化遺産に「和食 日本人の伝統的な食文化」が
登録されて以来、私たちの食事は世界中から注目を浴びています。

それなのに、蓋を開けてみれば
日本人の食卓は欧米化が進み、野菜の摂取量はどんどん減っています。
実は、私たちの野菜の消費量は、20年前から比べると15%、
40年前からは28%も減少しているのです。

国民一人で換算すると、20年前よりも1年で15kg、
40年前よりも1年で30kgの野菜を
食べなくなってしまったことになるのです。

これは危機です!
今回は、野菜について見直しましょう。

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 アメリカ発「5 A Day」(ファイブ・ア・デイ)プログラム


1991年からアメリカでは
「5 A Day」という運動を実施しています。
野菜や果物の摂取量を増やすために、
1日に5皿の野菜や果物をとりましょうという運動です。

その結果、アメリカ人の野菜の摂取量は順調に増え、
この運動を始めてから3年で、
国民の野菜摂取量は15%も上がったのです。

そして1998年には、ついに日本人の野菜の摂取量は
アメリカに逆転されてしまいました。
今も、その差は広がるばかりです。


 今では「7 A Day」(セブン・ア・デイ)!?


アメリカで「5 A Day」を打ち出した際、
病気を遠ざけて、健康で長生きしていくためには、
1日5皿の野菜や果物がとれれば十分だという見解でした。

しかし、その後の研究から
1日7皿以上の野菜や果物を取り入れている人の方が
もっと健康的だということが分かったのです。
そのため、より多くの野菜や果物を取り入れることで
さらに長生きにつながる可能性があることを伝えています。

ご自分の健康を守るため、そして、
世界から注目される私たち日本人の食卓に誇りを持つためにも
野菜や果物を積極的に取り入れていきたいですね☆


 日本では「野菜は1日350g以上」


厚生労働省が「野菜は1日350g以上とりましょう」と伝えています。
しかし実際の野菜の平均摂取量は270g以下で、
100g近く不足しています。

この目安量を超えるためには、
まずは「野菜350g」がどのくらいの量なのかを知りましょう☆

その量を把握するために、分かり易い方法があります♪
 ↓ ↓
それは【両手に1杯分の野菜は100g】ということです。

キャベツの千切りやきゅうり、トマトなどのサラダを
両手に1杯分食べたときは、
大体100gの野菜を摂取することができます。

ほうれん草のお浸しなど、茹でると野菜のカサが減る場合は、
片手に1杯分が大体100gの野菜になります。

このように、100gの野菜の目安量が分かれば、
1日350g食べるのも分かりやすいですよね☆
つまり、
【1日3回の食事に、毎回、両手に1~2杯分の野菜を食べる】
ということで、クリアできます♪


 野菜を増やすポイントは!?


忙しい毎日の中で、野菜をとろうと意識しても、
なかなか増やせないと思っている方も多いかもしれません。

いろいろな場面での野菜を増やすポイントをお伝えします。
試してみてください☆

【外食編】
 ◆牛丼より中華丼!ラーメンより五目ラーメン!
  →いつも頼んでいるものがあったら思い出してみてください。
   その中にしっかりと野菜が入っていますか?
   もし入っていないなら、野菜の多いものへ変更しましょう。

 ◆野菜の小鉢やサラダをプラス!
  →野菜の少ないメニューには、小鉢やサラダをプラスしましょう。
   カレーやうどんなどの1皿料理ではなく、
   和定食スタイルのメニューを選ぶのもポイントです。

【できあいのお惣菜購入編】
 ◆市販のお惣菜にも野菜をプラス!
  →とんかつや唐揚げなどのできあいのお惣菜にも、ひと工夫を☆
   千切りキャベツやトマトなどを添えてみましょう。
   彩りも、食べごたえもアップします。

【冷蔵庫片付け編】
 ◆冷蔵庫で余っている野菜は、スープや味噌汁で大活躍!
  →余った野菜を使って、具だくさんのスープをつくってみましょう。
   どんな具材でも、その時の気分で味噌味やコンソメ味など
   どんな味付けにしてもきっと美味しく食べられますよ。

ちなみに、市販の野菜ジュースですが、
野菜が不足していると感じる時には、取り入れるのも良いでしょう。
しかし、多くの野菜ジュースは、食物繊維が取り除かれていたり、
加熱処理によってビタミンも失われていたりします。
「野菜の代わりに野菜ジュース」とは言い切れませんので、
あくまでも不足している時の代用としてお考えください。

普段の野菜の量を見直して、
健康な体づくりのために、しっかり野菜を取り入れていきましょう☆


あなたの健康への道のり、応援しています♪
フレー!フレー!!!

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【編集後記】

春になると、たくさんの種類の野菜が
スーパーに並ぶようになるので、
野菜好きの私には、うれしい季節です☆
以前はあまり好きではなかった「パクチー」も
今ではすっかりハマって好んで買うようになりました。

嫌いな野菜がある方へ。
もう一度その野菜を試してみてください。
もしかしたら、今では食べられるようになっているかもしれませんよ♪